資格試験の勉強で大切なこと、それは勉強を続けていくということです。
ですが、独学の勉強で完璧主義の性格が出てしまうと、勉強を続けていくことが出来なくなってしまうかもしれません!
完璧主義な人の特徴
完璧主義の人は責任感が強く、物事を丁寧に進めていくことが出来ます。なので、完璧主義だから悪いということではありません。
しかし、完璧主義の人は、完璧にできないのなら、やる価値がないと思ってしまうところがあります。
それは一人で頑張り続けないといけない、資格試験の独学では、弊害になってしまいますよね。
完璧主義のデメリット
完璧主義の人は、0か100か、白か黒か、という極端な結論を求めがちです。
50やグレーの中間では、満足できない、やる価値がない、と思ってしまうのです。
資格の勉強で言えば、やってもできないならやらないでおくという選択をしてしまうことがあります。
それだと、いつまで経ってもやり始められない、出来そうにないことはやらないということになってしまいますよね。
完璧主義者は出来ないのなら手を付けない
勉強時間も、問題集がしっかり解く時間をとれる、一時間以上の空き時間でないと勉強する気になれない。
過去問を1回分やる時間がとれないから、また時間ができたときにやろう。
そんなふうに、勉強すること自体にも、完璧を求めてしまうことがあります。
1時間の勉強時間でなくても、10分で3問問題を解く、でもやらないよりずっと、良いはずです。
時間が出来たら…と後回しにして、結局そんな時間は捻出できず、やらなかった自分に自己嫌悪感を抱いてしまう。
それなら、10分の勉強時間を積み重ねたほうが、ずっとゴールに近づく可能性が高くなります。
完璧主義者は出来ない自分を責める
それから、完璧主義の人は自分が予定している通りに出来なかったときに、とても自分を責めてしまうことになります。
自分に対して課したものを出来ない、それを繰り返すと、
「自分はダメな奴だ…」
と自分の評価を下げてしまい、それがさらに勉強のモチベーションを下げる原因になります。
人間誰でも、いつも完璧で予定通りなんていかないものです。
ダメな奴だなんて思う必要なんてないですよね。
完璧主義対策!出来ない自分を認めろ!
完璧主義の人は、「完璧に出来ない自分」を認めてあげると少し楽になるはずです。
ちょっときつい言い方をしますが、
「やったら出来るのに、やらないダメな自分」なのではなく、
あなたが立てた目標では、やることが出来ないのです。
あなたが立てる目標は、全力100%の目標なのです。
でも、いつも全力疾走なんてできるはずはないのです。
歩いたって、ジョギングだっていいのです。
続けることが出来るような、いつもより力を抜いた目標にしてみませんか?
出来ないことを認めると、「理想とする自分より出来ない、大したことないダメな自分」に感じてしまうかもしれません。
でも、そういう自分を認めてください。ほんの少しだけ、自分を諦めてみてください。
そうして、「完璧に出来ない自分」をゆっくり感じてみてください。
何か今までと変わりましたか?変わらないはずです。
ほどほどに頑張る自分でも、「完璧に出来ない自分」でも十分努力家なあなたのままのはずです。
完璧主義対策!目標の立て方を変えろ!
完璧主義の方にオススメなのは、「簡単な目標を立てる」ことです。
完璧主義の方は、効果が目に見えるくらいに、ぎっちりと計画を立ててしまいがちですが、あえて、物足りない程度の目標を立てておきます。
完璧主義の人が途中でやめてしまうのは、計画通りに進んでいないことに嫌気がさし、目標を守れない自分にがっかりするからです。
1日5時間は勉強する!朝は6時に起きて、仕事の休憩は10分で昼食を取ったらあとは問題集を解いて…
と、やりすぎなくらいの目標を立ててしまうこと、今までありませんでしたか?
でも、結局思っていた通りに進めることができなくて、勉強すること自体をやめてしまったりするんですよね。
それなら、簡単な目標を立てて、毎日「目標通りにこなせる自分」をちゃんと感じて過ごすことが大切なのではないかと思います。
最初は、簡単な目標をこなしたところで、大きなことは成し遂げれない、資格も取れない、と感じてやる気になれないかもしれません。
でも、毎日続けていくことが出来た時に、大きな計画を守れなかった自分より、簡単な目標を守れている自分のほうが、ずっと力が付いてることに気づくでしょう。
完璧主義対策!何事も80点でいいと考えろ!
完璧主義の人は、いつも100点満点を目指す努力家です。
でも、100点が取れないと分かると自信とやる気をなくしてしまいがちです。
そんな完璧主義者の人は、80点の自分でも花丸をつけてあげられるように意識しましょう。
どんな時でも、80点とれたら十分です!
やろうと思っていた8割出来たら十分です!
今までフルパワーで頑張ってきたあなたが出す8割の力は、周りの人たちの普段の努力量より多いはずです。
勉強だって、80点取れたらOKです。宅建だったら8割の40点で十分受かります!
まとめ 完璧主義より、継続主義
完璧主義って本当はとても苦しいってこと自分でも気付いているんですよね。
出来なかったときには自分を責めて、出来たとしても、終わったとたん次もまたやらなくちゃいけないことを考えて苦しさをいつも心の中で感じています。
完璧主義の方は、実は誰よりもいつも頑張り続けているのです。
実際に勉強している間はもちろん、勉強していない間も、やっていない自分を責め続け、罪悪感を感じながら過ごしています。
「もっとやらなければ、ちゃんとやらなければ」
そんな思いでいつも追い立てられているような気分になってしまいます。
完璧主義の人は、まず自分を責めずに、過ごせるようになるところを目指すといいかもしれません。
思いっきり頑張るのではなく、少しだけ頑張ることを続けていくことが大切です。
まとまった時間に過去問1年分を解くことではなく、5分でも10分でもいいので、毎日手を付けることを癖にしていきましょう。
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